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5年後、僕は生きていない

死の宣告にへこむ男の日記

クリーン・肺ル

日記

はい、こんばんは。体はタバコで出来ている男、七輪焼きです。

血潮はタールで心はニコチン。無限の煙製。

僕の心象風景は無数の吸い殻が刺さる荒野です。

ワケがわからない方申し訳ありません。

 

本日、大学病院での初診察でした。今まで取ったデータをひとしきり眺める先生、

なにやら書き込んで終了、こちらが聞きたかった病名その他はまた後日。

今度の診察は3月だよ!その間に造影CTもう一度お願いね!

おまけにリンパの生検は話題にも上らず。やってられるか。

思わず固く握りしめた拳が先生のみぞおちに突き刺さらなかったのは、

ひとえに今まで培ってきた自制心のおかげだと信じています。

こういうものなのかもしれませんが、こちとら我慢と不安で限界なんだ!

 

いつになく余裕が無いのは、禁煙命令が下ったから。

何でも喫煙者が胸の周囲を手術する場合、肺炎などのリスクを避けるために

禁煙後3週間~1ヶ月ぐらいは期間を空けておきたいそうです。

今年初頭から思うところあって、徐々にタバコは減らしていたのですが、

胸腺腫発覚後に恐怖から再び増加傾向にありました。精神安定剤代わりですね。

 

リスクを避けるという説明は腑に落ちましたし、納得しましたが、

手術を先延ばしする口実じゃねーの?ん?と思うぐらいには邪悪です。

もう少し大きくなってから取りたいの?データとかのために?お?

と思うぐらいには追い詰められています。

 とはいえ、主治医の先生にお任せするしかないのは事実ですし、

何か良くない対応を取られたわけでは全然ありません。

むしろ手術の説明などは丁寧な印象を受けました。

 

勝手な話なのは重々承知の上で、

これである程度はっきりするわ、と期待していったらまた肩すかし。

はっきりするどころか追加の検査。

多少の被害妄想は許されても良いと思うんだ。

妄想はいつだって僕に優しいから。

 

たまに強烈な医師への不信感をあらわにする方がいらっしゃいますが、

こういう背景があって感情が醸されていったんだろうなぁと

今さらながら思い至りました。

医師にとっては日常業務、または数あるデータの一例。

患者にとっては生死の問題。この温度差。

以前にも少し書きましたが、医療現場へのAI導入はいずれ実現してほしいですね。

無論、人間の管理下での話で医師そのものを追放せよとは毛頭思いませんが、

感情や思考を排除したAI相手ならもったいぶられてもまだ諦めがつくってものです。

 

仮に将来、ディープラーニングを駆使したAIが確定診断までも行えるようになった時、

人間の医師のアドバンテージになるのは温かみ・安心感といった、

メンタルな部分なのではないかなと思います。他の職業にも言えそうですが。

 

ここまで書いて、だんだんニコチン切れの症状が出始めました。

太陽光を浴びたら脳内でニコチンが生成出来る体になりたい。

さぁ、ここからが辛いんだ。ニコレットのケミカルな口当たりを楽しみながら

今後しばらくは禁煙日記になりそうな予感がする七輪焼きでした、お休みなさい。